英検準1級合格対策術!

英検対策コラム【英検準1級編】!英文読解スキルを向上させる文章の読み方!

英文読解スキルを向上させる文章の読み方

英検準1級対策:お役立ち情報!【英文読解スキル向上術!】

【その1】: 片っ端から辞書を引く"悪習慣"がついていませんか?

 

英検準1級の長文読解問題の内容は、かなりの難関であることは間違いありません。 長文で用いられる構文や文法知識のハイレベルさもかなりのものがありますが、何と言っても、語彙レベルの高さが、読解を難しくしてしまっている最大の犯人ですよね。 そのための取り組みとしては、とにかく、数多く、英文を読んでおく練習をしておくことが重要になってきます。

 

その際、練習材料として利用する英文は、準1級レベルにふさわしいものを選択する必要があります。 そこで、私が受講生の皆さんにお奨めしているのが、英字新聞の記事やTIME・NEWSWEEKといったジャーナリズム系の英文雑誌の記事を読むことです。

 

これらを普段から、できるだけ毎日読むようにすることで、数ヶ月もするうちに、相当な読解力をつけることが可能になります。 また、これらのジャーナリズム系の英文記事に使用される語彙表現は、まさに、英検準1級に頻出されるものなので、語彙強化の点でもぴったりと言えますね。

 

ところが、この英文記事の読解練習を継続しているわりには、あまり、成果が上がってこない人や、成果が上がるまでにかなりの時間がかかってしまう人も中にはいるのです。 そして、意外なことに、そんな人の中には、ものすごく真面目に、しかも、几帳面に取り組まれているような人が、案外、多く含まれるようなのですね。

 

高校時代、英語の先生方から、

「わからない単語に出くわしたら、面倒くさがらずに、辞書を引くこと」

とか、

「辞書を引いたら、単語帳にその単語を書き込み、覚えていくようにすること」

というような指導を受けましたよね。

 

私は、不真面目で、雑で、劣等生だったので、先生のそのような指導に従うことはありませんでした。

 

しかし、中には、これらの教えをきっちり守り、英文を読んでいくとき、わからない単語が出てくる度に、漏れなく辞書を引き、それらを専用の単語帳に書き留める、という習慣をしっかりと身につけているような、本当に、几帳面な人もいるのです。 そんな几帳面で真面目な人なら、本来なら、それらの学習の成果もより早く、そして、より大きく現れると思うのが普通ですよね。

 

ところが、そういう人(几帳面な人)の学習のほうが、不思議なことに報われないことのほうが多いようなのです。 そんな馬鹿な!と思われる方もいるでしょう。 しかし、誤解を恐れずに私は敢えて断言します。 英文を読む時に、わからない単語を漏らさず辞書で調べることは、まぎれもなく"悪習慣"と言えます。 これから、詳しく、その理由を説明していきましょう。

 

【その2】: 辞書を引かなければ、意味は推測するしかない。

難解な単語がどんどん登場してくる英文を読むのに、辞書を引くのは当たり前じゃないか。 いや、むしろ、辞書をしっかりと引いて、意味をしっかりと取ることこそが学習じゃないか! そう考えている人は少なくありません。

 

しかし、実は、それがそうでもないようなのです。

 

それでは、まず、最初に、辞書を引くことがなぜ悪いのかを説明してみたいと思います。 はっきり言って、理由は簡単です。

 

本番試験の時に、辞書を引くことができないからです。

 

つまり、わからないからと言って、すぐに辞書を引く習慣をつけてしまうと、テストの最中にわからない単語が出てきた時、お手あげになってしまうのです。

 

本番試験の時、わからない単語が出てきたからと言って、辞書を引くことは当然できません。 でも、大抵の受験者は、わからない単語が出てきたからと言って、簡単にあきらめることはしませんよね。 合格したい気持ちが強い人になればなるほど、必死になって、その意味を推測しようとするのではないでしょうか。 また、そうして、踏ん張って、踏ん張って、推測した単語の意味が、"当たらずも遠からず"だったりしたことがあるのではないでしょうか?

 

テストの時に推測できるものなら、普段、練習で英文記事を読んでいる段階から、わからない単語に出会っても、辞書を引く前に、同じように推測してみてはどうでしょう?

 

ただ、「推測する」というと、ヤマカンや当てずっぽうで、意味をあてはめる、というように考えてしまう人が多いようです。 そこで、やはりテストの最中、わからない単語に出会った時に、あなたがどうやって推測するかを考えてみて頂きたいのです。

 

どうしても合格したいと思う人であれば、どの一問も大切な一問のはずですから、そんな簡単にヤマカンや当てずっぽうなどで、適当に問題を解くようなマネはしないですよね。 例えば、そのわからない単語のあるセンテンスを繰り返し読んでみたり、また、前後の文章を繰り返し見てみたりして、とにかく、少しでも、何か"ヒント"になるような情報がないかと、必死になるのではないでしょうか?

 

ただ、残念ながら、効率の良い"推測"という作業は、普段の練習の段階から、心がけて練習しておかないことには、実は、なかなか、うまく行くことはない代物なのですね。

 

そのためには、普段から、わからない単語が出てきても、すぐに辞書を引いたりせず、できるだけ自分の力だけで、その意味を推測することを習慣化する必要性が出てくるのです。

 

これが、辞書をすぐに引いてしまうことは悪習慣であると、私が主張する理由なのです。

 

【その3】: 普段から、最低でも3回回りは読む習慣をつけよう。

辞書をすぐ引かずに、わからない単語は、なるべく推測するようにしてみる。

 

これを習慣として継続していくことで、テスト本番の中で使えるような精度の高い推測力を磨くことができる。 頭ではそうわかっていても、実際、TIMEやNEWSWEEKなどというハイレベルな英文雑誌の記事に登場してくる難解単語の数々を、推測だけで読んでいくのは、最初は至難の技かもしれません。

 

そこで、推測する際に、より正確性の高い意味を探り出すための手がかりを探り出すために最も大切なことをご紹介したいと思います。 それは、読解の際、1つの段落を「ひとまとめ」として捉える"癖"をつける、ということです。

 

あなたはひょっとして、わからない単語にぶつかると、その単語だけを何かに取りつかれたかのように、しばらく眺めてしまっていませんか? また、前後とは言わなくても、その単語のあるセンテンスだけから、意味を推測しようとしていませんか?

 

こういう状態は、実は、読解の苦手な多くの人に見られる、典型的なものです。

 

しかし、この状態に陥ると、残念ながら、正確な意味を推測することは、かなり絶望的になってしまいますね。 わからない単語は、どれだけ眺めていても、その意味がひらめくような可能性はほとんどないからです。

 

そこで、私が薦めるのは、わからない単語に出会っても、そこで、目を止めずに、そのまま、一気に、最低でも1つの段落の終わりまで、英文を読み続けていくことです。 わかりやすく言えば、わからない単語は"無視"してしまうのですね。 そして、わかる単語だけで意味を取るようにしながら、その段落の最後まで読んでいくうちにぼんやりとでも"話の筋"のようなものが浮かんでくるものです。

 

ただ、わからない単語が1つだけではなく、複数ある場合には、なかなかこの"話の筋"を取ること自体も難しいかもしれません。 そういう場合には、もう一度、その段落を、最初から、最後まで読み返してみるのです。おもしろいもので、最初は全くわからなかった場合でも、2回読むと、1回目よりは、かなり"筋"が追えるようになっていることに気づくでしょう。 それでも、まだ、はっきりしない場合には、ためらわず、もう1回読み返してください。 ただ、ここで注意して頂きたいのは、読み返す場合には、常に、段落単位で読み返す、ということです。

 

話というのは、書き手の身になって考えれば、絶対に1つの文にだけ意味をたくさん込めるようなことはしないものです。 伝えたい筋や主題というものを、段落ごとに役割を持たせ、そして、1つの段落に配列されたセンテンスの1つ1つがより小さな役割を担い、各センテンスを構成する各単語は、さらに微細な役割しか持たされていないと考えられるのです。 そのように考えれば、たった1つの単語がわからないからといって、文章全体の意味の把握に与える影響がいかに小さいかがわかるはずです。

 

また、文章全体の意味を捉えようとすれば、いかに1つの単語やセンテンスで立ち止まって、「どういう意味だろう?」と悩むことが無意味なことかがわかりますよね。 逆に、わからない単語が少々出てきても、「そんなものは全体の構成から考えれば些細なこと」と考えて、どんどん無視して、一つの段落内の英文を2度、3度と読み返していけば、かなり正確に、話の筋を掴むことができるものなんです。

 

話の筋をそうしてある程度つかんでおいて、そのうえで、わからなかった単語のあるセンテンスに目を移し、そのセンテンスと、前後のセンテンスとの"話の筋の関係性"に注目してみます。 すると、その中の、例のわからない単語の"正体"が、かなりはっきりしてくるのではないでしょうか。

 

完璧に、ドンピシャで、意味が当たることはないかもしれませんが、話の筋を追う上で支障のない程度に意味を推測することなら、決して難しくはなくなっているはずです。

【その4】: 身につけるべきは、個々の単語に左右されず"話の筋"をつかむスキル!

さて、最後にここまでの話をまとめてみましょう。 英検準1級の読解問題でハイスコアを取るためには、一にも二にも、英文の読解そのものに慣れていかなくてはなりません。 そのために、普段から、ジャーナリズム系の英文記事を読んでおくことが肝心です。

 

しかし、英文記事に出てくる単語がわからないからと言って、すぐに辞書をひいてはいけませんでしたよね。 辞書を引く代わりに、その単語が含まれている段落全体をわかるまで三回回りくらい読んでみて、話の筋を把握するようにするのでしたね。 そして、そのうえで、話の筋から考えて、その単語の意味を筋に適合するような意味合いから推測するようにするわけです。

 

これを、普段から読解する際の習慣にしておくことで、あなたの読解の際の、難解単語の推測力は、着実に向上していくはずです。 ただし、もちろん、この習慣をしっかりと確立することさえできれば、日々の読解練習の中でこの一連のプロセスを通じてある単語の意味を推測した後でなら、辞書を引いて、その意味があなたの推測とどれくらい近似しているかを比較してみるのもいいですね。 そして、それを単語帳に書いたりして、記憶しようとすることも、もちろん、語彙力自体を増強するうえでは、有益なことであるに違いありません。

 

しかし、再度、繰り返しますが、準1級に通用するような読解力を身につけるために、もっとも大切なことは、普段の読解練習の際に、とにかく細部にとらわれ過ぎずに、全体の筋を把握するようなスキルをしっかりと確立することです。 個々の単語が多少わからなくたって、全体の話の筋は必ず理解することができるのだ、ということを普段の練習を通じて実感しておくことによって、本試験の時も、多少、わからない単語が出てきても、動じることなく、対処できるようになるのです。

 

本試験の際、「長文には必ずわからない単語が登場するはずだ」という心構えを前もって作っておき、そのうえでさらに、「でも、あわてる必要はない、話の筋は、それらに左右されずにわかるはずだ」という確信が持てれば、あなたのスコアに好影響がもたらされるのは確実でしょう。